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優先席って何? ~日本語クラス~

プリスクール 2017.08.03
保護者の方からの要望があり、日本語の時間に「優先席」についてのレッスンを行うことにしました。

プロジェクターで大きく「優先席」のマークを見せると、電車通園している子が「これ見たことある!電車にある!」と教えてくれました。

優先席

レッスンはこのマークの一つひとつが意味することを、子どもたちと一緒に話し合う方式で行いました。

まずは「乳幼児を連れている人」のマークから。
「これはなんの絵でしょう?」と問いかけると、「赤ちゃん!」と答えてくれました。しかし、3歳児クラスの子どもたちが考える「赤ちゃん」が何歳をさしているのかわからなかったので、赤ちゃんとは何歳なのかを聞くと「0・1・2歳」との答えが出てきました。誰も3歳と言う子はいなかったので、自分たちは赤ちゃんではないという意識はしっかり持っていたようです。

次のマークは「妊婦さん」。
これもしっかりわかっていて「お腹に赤ちゃんがいる人」と認識していました。

優先席

難しいのは3つ目。何を持っているか聞くと、「傘!」と多くの子どもたちが答えていました。答えは「杖」であることとともに、高齢者の中には歩くために杖という支えが必要だということも話しました。

最後は「怪我をしている人」のマークです。これもわかりやすかったようで、「怪我をしている人」との答えが出てきました。

これらすべてのマークの意味を知った後で、優先席のマークの前に椅子を並べて、そこに座ってもらい、「乳幼児を連れている人」「妊婦さん」「杖をついている人(高齢者)」に扮した先生が来た時に、どのようにしたらよいのかを子どもたちとロールプレイをしながら考えました。

優先席

それぞれの役に扮した先生が、優先席の近くにやってくると、子どもたちは「どうぞ」と優しい気持ちを持って席を譲ることができていました。

優先席 優先席 優先席

(※「乳幼児を連れている人」に関しては、3歳児クラスの子どもたちには「席が空いていればみんなも座っていい」ということ、「もし、自分より小さいお友だちが来たら譲ってあげてほしい」ということも伝えてあります。)

保護者の方からも、子どもたちに伝えられることもあるとは思いますが、園でみんなで考えて話していくことで、友だちの意見を聞いたりすることもできる、よい機会となります。このような学び方こそが、集団生活である園に通う良さでもあります。

子どもたちの身近にあるものは、子どもにとって興味を持ちやすく、とてもよい学習となるので、保護者の方のお話や、子どもたちが抱いた疑問は積極的にレッスンに取り入れていきたいと思います。

優先席

著者プロフィール

Reiko  -  プリスクール・スクール長  (日本)JAPAN

CGKインターナショナルスクール2016年開校時からのオープニングメンバーであり、現プリスクール長。保育士。
認可保育園での勤務後、ビクトリア(カナダ)へ海外留学。帰国後は、インターナショナル・プリスクールにて主任の経験も。大のディズニー好き。

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