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保育と教育のプリスクール。開校前から開校3ヶ月までの振り返り

コラム 2016.06.30

理事長の甲斐です。

2016年4月1日入学式、最初は少数から始まったCGKインターナショナルスクールも、保護者の方に支えられながら、少しずつ成長を続けています。

ピカピカで新しく、でもまだ無機質だった教室も、この3ヶ月の子どもたちとの園生活を通して、命が吹き込まれたかのように、いきいきとした熱を帯びてきました。

日々の成長の軌跡が様々な形で見られ、子どもたちとの思い出がもう既に刻まれていっているんだなと感じます。

幼児英語教育、引いては幼児グローバル教育に対して、強い想いを持って始めたこの「インターナショナルスクール事業」(CGKインターナショナルスクール)ですが、実際に開校にこぎつけるまでは、経営的観点でスクールの運営を考えることが多くなりました。

ですが、この3ヶ月、実際に子どもたちと接し、先生たちと一所懸命「教育」と「保育」について考え、そして保護者の方々や様々な方に「当校を始めたきっかけ」についてお話をしているうちに、CGKを始めた当初の想いを強く意識するようになりました。

今回はその辺りを「文字数制限なし」で・・・。

海外の多民族国家(移民国家)へ

海外で住む経験というのは、誰もが簡単にできるものではありません・・・というよりは、できるけれども、する人は未だに多くありません(日本人の場合)。

私自身は、26歳の時から、オーストラリア、カナダ、アメリカで暮らす経験をすることができました。

どの国も多民族国家(移民国家)で、大きな都市には多種多様な人種や民族が住んでいます。

そこで見える世界は、その国のステレオタイプというよりは、「多様性」です。

常識と多様性

日本には日本の常識があります。同じ先進国と比べても、非常に異なっている部分が多いユニークな国であり、そして日本人は日本という国が非常に特異な国だということを実感していません。

一方で、海外には海外の常識があります。

ただ、先述の移民国家やヨーロッパの国々ではどうかというと、常識という概念が薄いように感じます。凝り固まった常識というものが存在しません。

それは、色んなバックグラウンドを持った人たちが集まっているため、多種多様なそれぞれの常識が存在しているから。そして、それが共存できる柔軟性も持ちあわせています。

初の海外長期滞在では、様々な経験をし、色々な価値観に触れることができたため、それぞれの国に対して、画一的な形容や描写はどこかしっくりしないことが多く、言葉に言い表せられないものでした。

海外で強くした想い

海外で得られる経験は、日本にいながらにしてでも得ることができるのか、というと非常に難しいです。

そして、理解も難しいです。なぜなら、誰も言葉では説明できないからです。多種多様であるがゆえ、国家としてのアイデンティティもどこか失われていたり、浸透していない部分すらあります。

「具体的な何か」を得ることができればもちろん良いですが、外国に行って良いことは、「今まで知らなかったもの・ことを知覚」し、「自分なりにとにかく色々考えたり、感じたりする」ことです。

具体的な答えのようなものをその都度見つける必要はなく、「考える」という姿勢そのものが、人生で重要なものです。

こういう経験は、一人でも多くの日本人が体験するべきで、海外に住むというのは、視野を広げることができ、そして多様な価値観を持った色々な人が存在するということを知ること自体が、未知のモノ・ヒトの理解や受け入れ等、大きなマインドの変化へとつながります。

その為、弊社、株式会社CosmoBridgeは、「日本と世界の架け橋」となり、海外にどんどん飛び出していくきっかけとなれればと思い、設立しました。

国際交流イベント事業

まず行ったのは、国際交流イベント。

日本にいながらにして、海外の疑似体験ができ、海外への興味を強くする場です。

海外に飛び出すための最初の「興味」を深め、情報収集としても良い場。英語の練習として参加される方も多くいらっしゃいます。

ただ楽しむだけでなく、日本人に対して外国文化を紹介したり、外国人に対して日本文化を紹介したり、色々な目的を持って行っています。

英語教育事業

海外の国に飛び出すために障壁としてあるのが、「言語の障壁」です。

特に英語圏の国の場合、それは「英語」となるわけですが、国際交流イベントに参加する日本人の方からも「英語をもっと話せるようになりたい」という声はいつも頂いていました。

そしてまもなく英語教室を開校しました。

大人向け英会話教室の難しさ

大人向け英会話教室においての目的は2つです。

「英語力アップ」と、やはりここでも「世界への興味」です。

週1日のみの受講、忙しくて英語に触れる時間も短い、英語の必要性に追われていない、という場合、「英語力アップ」については、難しさがあります。

上達をすぐに感じられないケースもあるため、モチベーションの維持が難しいですが、ここでも「異文化学習」を取り入れ、モチベーションの向上に一役買っています。

プリスクール事業へ

大人向け英会話教室が、幼児向けにも行うという流れは、特別なことではなく、ごく自然な流れです。

ですが、普通の課外クラスや習い事としてのキッズ英会話教室という形を取るつもりは全くありませんでした。

せっかく行うのであれば、中途半端な形ではなく、しっかりと効果のある年齢、形態、内容で行い、本当の意味で子どもたちがバイリンガルとなれるよう、「週5日(月曜日から金曜日)、朝8時半から夕方5時までのフルタイム固定」で預かる「幼児園(保育園+幼稚園)」という形にしました。

大人向けとはまた違い、小さな子どもを預かり、しかもその子の人生に大きく影響を与えるわけですから、これほどやりがいがあり、責任の重い仕事もあまりありません。

小さな子どもにおいては、まだまだ色々な制約があり、できることも限られていますが、一方で、長い預かり時間を活用して、色々な経験もできます。それは、毎日長時間預かっているからこそできることです。

3ヶ月の子どもたちの成長

4月に開校してまだ3ヶ月ですが、子どもたちの成長にはいつも驚かされます。

生徒同士の関わりは開校当初はありませんでしたが、今では一緒に遊んだり、泣かせてしまったら「ごめんね」って声をかけたり、物を取ってあげたり、そういう一つ一つの行動から、思いやりの心が育っていると感じます。

きっちりイスに座って話を聞いてレッスンに参加している様子を見ると、「2歳児なのにすごい」と驚かれる保護者の方もいらっしゃいます。

最初は、「バイリンガル教育」や「グローバル教育」の方により興味を持っていましたが、実際3ヶ月子どもたちと接していると、保育における「心の成長」が非常に大事だと感じます。

そして、語学の面でも成長は著しく、英語と日本語の使い分けが、既に行われています。(これについては今度書きます)

開校までこぎつけるまでの話は、書籍1冊書けてしまうぐらい(今のところ書く予定ありません。笑)様々なことがあったのですが、子どもたちの笑顔を見るたび、とても報われた気持ちでいっぱいです。

中には、保護者の方とお子様の貴重な時間の一部を当園が奪ってしまっているような申し訳ない気持ちにもなりますが、CGKを信じてお子様を預けて頂いていることにとても感謝の気持ちです。お子様の成長を代わりに見届けさせて頂いているということを考えると、とにかく身の引き締まる思いで、責任をとても感じます。

子どもの探求する心(探究心)を育て、新しい学びや気付きへの好奇心を育めるよう、スタッフ一同、日々の保育と教育、そして様々なイベント活動(今後もブログを楽しみにしててくださいね)を考えています。

これからもどんな驚きがあるのか、日々楽しみにしていきたいと思います!

著者プロフィール

甲斐実  -  CGKインターナショナルスクール理事長  (日本)JAPAN

1984年生まれ。二児の父。
オーストラリア・カナダ・アメリカでの居住・滞在の後、広告代理店にて海外展示会業務と国内広告業務の兼務。
CGKインターナショナルスクール(横浜)においては、理事長としてゼロから起ち上げ、プリスクール経営コンサルも行う。

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